専門家の発信

ネットでNTT技術ジャーナル数論、代数幾何、表現論が紡ぐ数学の世界の記事を読んだ。

学問には研究者が居て、鑑賞者が居る。鑑賞者が一般向けて研究内容をわかりやすく伝えるわけだが、研究者が今、現在の内容をまとめて下さった記事だった。時代の最先端を覗けるとても有意義でありがたい記事だった。

予備校勤務の頃空き時間を同僚と代数曲線の本読みをしていた。専門だった彼が教えてくれていたわけだ。忙しさに頓挫してしまったその本の続きを何十年も経った今、千葉の勉強会で読了できたばかりだ。式を追い、問いを考えやっていることの意味を考えるのだが背後に見え隠れする景色が気になる。代数曲線、数論、表現論と目を瞑って本を読んでいた感が強かったがこの記事で自分の位置と関心のありかを知ることが出来た。専門家のかけている時間の多さに脱帽し、見える目の大きさと深さに感服し何回も読ませていただいた。専門家の発信はすごいです。

 

NTT技術ジャーナルの記事

https://journal.ntt.co.jp/article/27001