飛沫核によるコロナ感染の映像を見ていて高校時代の生物の授業が思い出された。
「君らが海で尿意をもよおしたとする。こんな広い海の中多少の尿を垂れ流してもすぐに薄まり罪悪感はないかもしれない。でも尿がとけなくて帯状にただよい濃いまま魚や人が飲んでしまったらどうなるのだろう。それを学ぶのが生物だ。」そんな趣旨の話だった。形式ばかりに重点を置き、時代遅れになっている数学教育もIT化のニーズと合わせて、太郎くん、花子さんが模試に登場するようになった。実生活に役に立つ数学をアピールしたいようだが方針の提示が唐突だったり定理の一面だけを持ってきたりする。賢すぎる太郎くん、花子さんに困惑すると言われている。
基礎数学とデータ解析がスムーズに繋がってもっと日常生活に根ざした数学教育の波が来てくれることを望んでいます。
窓を双方向開け、扇風機を強く回し帯状の濃い空気ができないようにしながら対面で塾を続けています。そろそろ晩秋です。昨年墓参り時に見た足柄峠のざる菊が見事でした。