つるバラと大輪バラのどちらが好きですか?

 

あちこちでバラが満開だ。すくっと立ち大輪の花をつけているのもあればかたまってどっさりと群れているのもある。バラ祭りで大輪のバラを手に入れても、つるバラからの挿木はつるバラに戻ってしまい姿や形の良さが失われると嘆く人がいた。でも家々の垣根に覆いかぶさるように咲き乱れるつるバラもまたとてもきれいだ。本来の姿がよいのか矯正された究極の美がよいのかは見る人の好みではある。さて、今年度から新課程が実施されました。論理的思考を身につけようと、命題を1年時のそれも早い時期に学びます。命題や集合はグラフや領域を学んだ後ならば可視化されて理解が容易なのに式変形と論理だけで話が進む。論理に強い大輪の花を育てたいのだろうか、論理が今は多少欠けていても数学を目で見て楽しみ好きになり将来丈夫な家や落ちない橋や限りある資源を有効に使う人材は育つであろうにと、つるバラびいきの私は考えます。